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複視:原因と対応

複視

物が二重に見えることがありますか? 通常は物が普通に見えているのに、突然物が二重に見えるようになった場合は、注意する必要があります。

たとえ複視が一時的なものだったとしても、眼科医に相談して 原因を突き止めてもらう必要があります。

複視の原因

一時的な複視は、お酒の飲み過ぎや過度の疲労など、様々な理由で起こることがあります。このタイプの短期的な複視は、通常心配する必要はありません。

しかし、複視の状態が長期化したり、何度も繰り返して起こる場合は、その原因には次のようなものが考えられます:

脳卒中、頭部外傷、脳腫瘍、脳腫脹、あるいは脳動脈瘤

頭や脳の怪我、腫瘍、脳卒中そのほかの関連疾患の場合、突然複視になることがあります。診察後、眼科医は神経科医や脳神経外科医など専門医に紹介して、更なる検査や治療を行うことがあります。

角膜表面の凸凹

複視はまた、角膜の病気(円錐角膜や角膜ジストロフィーなど)が 原因で 起こることもあります。角膜表面の凸凹に起因する複視の多くは、特殊なコンタクトレンズや ドライアイ治療 (点眼薬や涙点プラグなど)で対処可能です。しかし、場合によっては、角膜移植やインタックス角膜インプラントなど外科的処置が必要になることもあります。担当の眼科医に、最適な複視治療法をアドバイスしてもらってください。

ドライアイ

シェーグレン症候群など 重度のドライアイは、涙の量が不足していたり、涙の質が悪いため複視を引き起こすことがあります。ドライアイに悩む多くの人は、目薬、涙点プラグ、ビタミン製剤点眼薬、まぶたの衛生管理テクニック、またはこれらすべての治療法を組み合わせることで改善可能です。

屈折矯正手術

レーシック、PRK、またはそのほかの眼鏡やコンタクトレンズを使わず良く見えるようにするための 屈折矯正手術を受けた場合、 角膜の変化により一時的に複視になることがあります。

手術そのものや術後のドライアイによって角膜表面に凸凹が形成され、光線が適切に焦点を合わせることができずに散乱してしまうのです。

この問題は通常、手術後数日から数週間で治まります。しかし、しばらくの間は目薬を使用する必要があるかもしれません。場合によっては、複視を完全に解消するため2回目のレーザー視力矯正手術が必要になることもあります。

白内障

白内障も 複視の原因になり得ます。これは、目の自然な水晶体が混濁することで、光線が異なる方向に散乱し、特に光を見た時に複数の画像を作り出してしまうからです。通常、白内障手術を受けることで、この問題は解決します。

脳神経麻痺

複視は、脳神経麻痺により、目の位置や一連の動きを制御する1つ以上の筋肉が麻痺したり、協調性が失われたりすることで発症することがあります。

脳神経麻痺は、糖尿病や頭部外傷、腫瘍、多発性硬化症、髄膜炎、高血圧、動脈の閉塞、動脈瘤などが原因で起こることがあります。

ほとんどの脳神経麻痺は、原因となっている基礎疾患が改善されれば、治療をしなくても治まります。しかし場合によっては、手術や眼鏡の特殊なプリズム レンズを使用して複視を矯正する必要がある場合もあります。

複視と斜視

私たちにとって物が二重に見えるというのは自然な状態ではありません。しかし実際には、2つの目で1枚の画像を見る能力には、筋肉や神経、そのほかの目の部分の複雑な構造が関与しています。

2つの目がまったく同時に正確に精密に対象物にピントを合わせると、1つのイメージしか見えません。2つの目がそれぞれ別々に対象物にピントを合わせた時に、複視は発生します。

生まれつき、両目がシンクロして動かないが人がいますが、これが 斜視と呼ばれる状態です。目が内側に交差していたり、外側に向いていたりします。片方の目が上に行き、もう片方の目が下に行くこともあります。

斜視の場合、それぞれの目が同時に異なるものを見ているので、脳が許すなら二重に見えます。しかし脳は通常、片方の目からの情報を遮断したり、無視したりすることでこの状態に適応します。これは抑制と呼ばれています。斜視の場合は、手術や視覚療法が役立ちます。

複視の治療法

複視の治療法としては、一般的に、手術や視覚治療、眼鏡のプリズムレンズ、投薬などがあります。

Expandable

複視の原因をできるだけ早く特定するために、総合的な眼科検診を できるだけ早く受けることが重要です。担当の眼科医が複視治療してくれる場合もありますし、そうでなければ専門医(神経科医など)を紹介してくれます。

突然複視になり、しばらく無視していたら消えてしまった場合は、脳が映像の片方を遮断・無視するようになった(抑制した)だけの可能性があります。あなた自身にとっては都合が良いかもしれませんが、良い兆候ではありません。複視の抑制には、治療が必要な深刻な問題が潜んでいる可能性があります。

下手をすると、脳腫瘍や動脈瘤など、生死の問題であることもあります。複視になった、すぐに眼科医か家庭医の診察を受けましょう。

複視の原因となる疾患の中には、治療が不可能ではないにしても、困難なものもあります。また、脳卒中や神経麻痺などでは、複視の症状があったりなかったりして、正確に測定するのが難しい場合もあります。

このような状況では、症状と共生するための調整期間が必要になるかもしれません。その場合は、プリズムレンズを処方したり、片方の目に一時的にパッチを当てたり、特殊なコンタクトレンズを処方したり、眼科医が必要な治療法を処方してくれます。

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