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視力検査とは? 視力検査表と視力について

視力検査台に置かれたブラックフレームのメガネ

視力検査では、眼科医は視力検査表を使い、他の人に比べてどれだけ遠くがよく見えるかを測定します。まだ担当の眼科医を決めていない場合は、こちらをクリックしてお近くの眼科医を検索してください。

典型的な視力検査表と言えば、1860年代にオランダの眼科医ヘルマン・スネレンによって開発されたスネレン視標があります。

スネレン視標には多くのバリエーションがありますが、一般的なのは11行の大文字が表示されているものです。一番上の行には1文字(通常は「大きなE」ですが、他の文字も使用可能です)のみ書かれています。それ以降の下の行には他の文字が含まれ、行が下にいくほど徐々にフォントサイズも小さくなっています。

眼科検診 では担当の 眼科医に 視力検査表上で認識可能な1番小さい文字を読むよう指示されるでしょう。1番下の行の文字を読むことができれば、視力 がとても良い、ということです。

視力検査で言う「20/20(1.0)」とは?

通常、視力検査表は検査を受ける人の目から約5メートルほど離れた壁に貼ってあります。多くの眼科医のオフィスには、約5メートルものスペースの余裕がないため、小さいオフィスで検査する場合には視力検査表を椅子の後ろに吊るし、鏡を使って約5メートルの距離をシミュレーションして同じ状態を作り出します。

20/20(1.0)の視力は「普通」の視力とされており、つまりほとんど人が約5メートル離れた場所から見える文字を同じ距離(約5メートル)で 見えている、 ということを意味します。

視力検査表はさまざまな方法で設定できますが、一般的には、視力検査の際1番上の大きなEが読めてもそれ以下の文字が見えない場合は、視力は20/200(0.1)とされます。つまり、「普通」の視力の人なら約50メートル離れた場所から読める文字を約5メートルで読めるということです。このため、20/200(0.1)は視力が非常に悪い、という判断になります。

通常、視力20/20(1.0)は下から4行目で、それより下は視力20/15(1.3)、20/10(2.0)、20/5(4.0)です。視力が20/10(2.0)かそれ以上に良い人間はほとんどいませんが、多くの動物、特に猛禽類は20/5(4.0)以上の視力を持っていると推定されています。

「タンブリングE」チャート

標準のスネレン視標が使用できない場合もあります。例としては、アルファベットの読み方を知らない、または恥ずかしくて文字を声に出して読むことができない幼児などが挙げられます。この他にも、読み書きができなかったり、文字の認識機能や発音機能に障害がある場合などがあります。

このような場合には「タンブリング(回転する)E」チャートと呼ばれるスネレンの視標の改訂版を使用することができます。タンブリングEチャートは、スケールは標準のスネレン視標を同じですが、チャート上の文字は、向きが異なる(90度単位で回転)大文字の「E」を使っています。

眼科医は、検査を受ける人に対し、いずれかの手の指を伸ばして、チャート上のEの「指」が右向きか左向きか、あるいは上向きか下向きか示すよう指示します。

タンブリングEチャートを用いた視力測定は、標準的なスネレン視標を使った検査で得られた視力測定とほぼ同レベルであることが研究によって示されています。

近見視力:イェーガーアイチャート

眼科医は、近見視力の評価にイェーガーアイチャートと呼ばれる小さな手持ちのカードを使うことがあります。イェーガーアイチャートは、さまざまなフォントサイズの短いテキストブロックで構成されています。

イェーガーアイチャートは元々1867年に開発され、7つの段落があり、それぞれ段落のフォントサイズは段階的に小さくなるように印刷されていました。チャートを目から約35センチ離した時に読める最小フォントサイズの段落が、近見視力を決定しました。

それ以来、さまざまなメーカーによるイェーガーチャート(または「イェーガーカード」)の改造が何度か行われてきました。残念ながら、現代のイェーガーチャートは標準化されておらず、異なるイェーガーカードの実際の文字サイズは若干異なる場合があります。

現代におけるイェーガーアイチャートの文字スケールは通常、J10(Times New Romanフォントの約14ポイント)からJ1(Times New Romanフォントの約3ポイント)までの範囲です。イェーガーチャートの中には「J1+」と書かれた段落が追加されているものがあり、それはテキストのJ1ブロックよりもさらにフォントサイズが小さい場合があります。

イェーガーカードのJ1の段落は、通常の視力検査表における視力20/20(1.0)に相当する近視と考えられています。イェーガーカードの中には、J1+の段落が20/20(1.0)に相当するものもあります。一般的な新聞の活字プリントは、大体J7(10ポイント)からJ10(14ポイント)の間で、通常の視力検査表ではそれぞれ20/70(0.3)と20/100(0.2)に相当します。

イェーガーアイチャートは、眼科医が何を測定しようとしているかによって2通りの使い方ができます。

  • チャートを所定の読み取り距離(例えば35センチなど)に掲げ、見える最小タイプの段落を読んでもらいます。

  • 特定のサイズが読めるようになるまで、チャートを前後に移動させます。

視力検査表の限界

視力検査表が測定するのは、視力のみです。視力検査表による測定値は、眼科医があなたに処方 メガネコンタクトレンズ が必要かどうかを判断するのに役立ちます。また、車の運転の際に矯正メガネの使用が法的に必要かどうか、または運転は一切すべきではないか、を判断するのにも役立ちます。

しかし、視力検査表では、あなたの 周辺視力、奥行き感、色視力 あるいは コントラストを視力する能力を測定することはできません。

また、眼液圧や緑内障の有無、目の乾き具合や網膜の状態など、目の健康に関する 項目を 測定することもできません。

つまり、視力検査は1~2年に1度は受けるべき 総合的な眼科検診の1項目に過ぎないのです。

Schwiegerling, J. Field Guide to Visual and Ophthalmic Optics. SPIE Press. 2004年出版

Can Jaeger numbers be standardized. ARVO年次総会要旨 Investigative Ophthalmology & Visual Science. 2007年5月出版

Khurana, AK. Theory and Practice of Optics and Refraction. Elsevier India. 2008年出版

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