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目薬の差し方

目薬をさす女性

目薬は、緑内障や眼感染症、アレルギーやドライアイなど さまざまな症状の 治療に 使用 されます。

場合によっては、目薬(または「点眼薬」)を適切に点眼することが、視力と目を守るために不可欠です。

1日の適正量が1滴、あるいは10滴でも、目薬の差し方には正しい方法と間違った方法があります。

担当の 眼科医や 薬剤師から、処方付き目薬に特有の指示があるかもしれません。しかしほとんどの場合、処方箋のある無しに関わらず、目薬の正しい差し方はほぼ同じです。

目薬を正しく目に差す方法を学ばないと、目薬を使う意味がなくなるだけでなく、高くつく場合もあります。目以外に落としたりして必要以上に多くの目薬を使うたびにお金がかかり、特に処方付き目薬の場合、かなりの金額になります。

ステップバイステップで学ぶ 目薬の差し方

  1. まず石鹸と水で手を洗い、清潔なタオルで拭いて乾かします。

  2. コンタクトレンズを 装用している場合は外します。唯一の例外は、コンタクトを湿らせるため特別に処方された目薬を使う場合と、コンタクトを装用したまま目薬を差すよう担当医から指示が出ている場合のみです。

  3. 目薬のキャップを取り外し、先端を良く見てヒビや損傷が無いことを確認します。先端には触れないでください。

  4. 横になるか、頭を後ろに傾けて天井を見上げます。天井の一点に視線を集中し、目は大きく開けたままにします。

  5. 目の下約2.5センチの所に指を1~2本当てて下まぶたをゆっくり引き下げ、眼球との間にスペースを作ります。

  6. もう片方の手で目薬の容器を持ち、先端を下に向けます。額に手を置くとより安定性が高まります。

  7. 目薬を目の近く、約2.5センチの所で保持します。容器の先端が眼球やまつ毛に触れないよう注意してください。触れてしまうと、目薬の容器内に細菌や他の微生物が入ってしまう可能性があります。

  8. 目薬の容器を軽く搾って、下まぶたの内側に1滴落とします。

  9. 顔から手を離し、そっと目を閉じて数秒間、頭を下に傾けます。まばたきはしないでください。まばたきをすると、眼球に吸収される前に、目からこぼれてしまうことがあります。

目薬を正しく使う方法を知ることで、時間の無駄や症状の悪化を防ぎ、処方付き目薬の場合はかなりのお金を節約することができます。

目薬をできるだけ多く眼球に留めるには、鼻のとなりの目頭を軽く押さえましょう。このポイントを押すことで、目頭が眼球の表面に長く留まります。(目薬を差した時に口の中に感じる奇妙な味覚を抑える効果もあります。)

  1. まぶたや顔にこぼれた目薬は、清潔なティッシュで吸収して拭き取りましょう。

  2. 両目に目薬を差す必要がある場合は、上記の手順をもう一方の目に繰り返します。

  3. 終了したらキャップ戻し、しっかり捻って閉じましょう。容器の先端は拭かないようにしてください。内容物が汚染される可能性があります。

  4. 手を洗って、手に付いた目薬を洗い流してください。

目薬を複数使用する場合

場合によっては、複数の薬用目薬が処方されることもあります。

複数の目薬を立て続けに差すと、薬液が目からあふれて適切に吸収されず、治療効果が弱まることがあります。

2種類の目薬を差す必要がある場合は、少なくとも最初の目薬を入れてから5分は間を空けましょう。こうすることで、最初に差した目薬が完全に吸収され、2つ目の目薬を差すための十分なスペースができます。

薬用の目薬と潤滑剤目薬両方を差す場合、多くの医師がまずは処方目薬を差し、それから10分ほど間を空けて人工涙液を差すよう勧めています。

人工涙液の練習

少し練習で、目薬を簡単に差せるようになります。

防腐剤が入っていない人工涙液のパッケージを購入して、練習してください。(防腐剤が入っていない処方を使用することで、多くの人工涙液で使われている防腐剤へのアレルギー反応リスクを回避できます。)

また、軽度のドライアイ向けの製品を選ぶと、 中等度 あるいは重度のドライアイ向けほど濃くないため、一時的に視界がぼやけたりすることもありません。

練習中は、友人にコーチになってもらいましょう。特に、眼球の表面あるいは眼球と下まぶたの間に目薬が適切に落ちるよう、容器を正しい距離・正しい位置に固定するのを手伝ってもらいます。

想像するよりずっと短い時間で、目薬のプロになれます。

また、防腐剤が入っていない人工涙液を手元に在庫としてキープするのも良いアイデアです。パソコン使用に起因する眼精疲労や目の乾燥、 疲れ目の時に 使うと鎮静効果があります。

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